総務省はリラクゼーション業を正式に、職業として認定しました。(日本標準職業分類コード429認定)。
それにより、リラクゼーション業に従事する方が飛躍的に増えています。
リラクゼーションとはリラックスすることで「緊張の緩和」「息抜き」「休養」のことを言います。
交感神経の興奮が抑えられ、副交感神経の働きが優位になっている状態のことです。
リラクゼーションセラピストは手指などを使って、お客様の体を刺激し、心身に安らぎを与え、緊張から解放される時間を提供します。
あんま・指圧・マッサージと似たような技法を使いますが、あんま・指圧・マッサージとは、全く異なるサービスを提供するものです。
あんま・指圧・マッサージは、手指などを使ってお客様の体を刺激しますが、その目的は肩こりや腰痛など、「体の痛みの改善」が目的です。いわゆる「治療行為」です。
それに対してリラクゼーションセラピストは、「体の痛みの改善、治療行為」は行いません。
リラクゼーションセラピストが行うのは、お客様を「心身ともにリラックスさせること」です。あんま・指圧・マッサージと似たような技法を使いますが、その目的は全く異なるものです。
ちなみに、あんま・指圧・マッサージは「体の痛みの改善が目的の治療行為」であるため、国家資格制度になっています。
国の定める基準を満たした、全日制3年の学校を卒業後、国家試験に合格して初めて、その資格が与えられます。
それに対してリラクゼーションセラピストは、お客様を「心身ともにリラックスさせること」が目的であり、「体の痛みの改善、治療行為」を行わないため、国家資格になっていません。
国家資格になってはいませんが、リラクゼーション業を代表する協会は、独自の基準を設け、技術向上と事故の防止に努めています。実際、協会創立以後、医療事故等はほとんど報告されていません。
今までリラクゼーション業界は、法的な裏付けのなさから、「無資格診療」「無資格のあんま・指圧・マッサージ師」と批判されてきましたが、
今回、総務省がリラクゼーション業を、正式に職業として認めたことにより、その合法性が認められ、社会的な位置づけが明確になりました。
日常生活において、身体には色々なストレスという名の負荷がかかるときがあります。
そのストレスが過剰になり放っておくと、自律神経が乱れイライラしてみたり、心が落ち込んだり、身体の疲れが生じたり、最終的には身体へのダメージを受ける事があります。
人はストレスに対して、ストレスと感じないようになる(ストレス環境になれる)、かわす(回避(かいひ)し離れる)、ストレスに打ち勝つなどの対策をとります。
まじめな人ほど、ストレスを貯(た)めやすい傾向(けいこう)があるとも言われています。
ストレスを正面から受け、はじき返すことだけに心が向くとストレスに負けたときダメージが大きくなります。
よってストレスを自身で弱めるなどの対策をとり、心、体を安め正常な心でいられる状態を維持(いじ)する必要があります。
ですからリラックス状態は大事であり、リラクゼーションが必要なのです。
【リラクゼーションマッサージは医療のフロントです】
人生において一番大切である心と体を癒す仕事。